日常生活のちょっとしたことで誰かにケガをさせてしまったりということは日頃から充分注意しないといけないことですね。今回はそんなときのために知っておきたい個人賠償責任についてのお話です。

 

個人賠償責任とは?

個人賠償責任とは日常生活の中で起こるトラブルや事故についての賠償責任です。
他人にケガをさせてしまったり他人の物を壊してしまったり・・といったときの法律上の損害賠償責任のことをいいます。

※損害賠償責任とは
損害賠償責任とは与えた過失によって発生した損害を賠償することをいいます。簡単にいうと与えてしまった損害額に対し責任を負わなければならないうというものです。
たとえばケガをさせてしまい入院、治療などがあった場合には、治療費、入院費、本来事故がなければ得られたであろう収入等について過失に応じた損害を補償する責任を求められます。

 

身近に起こる個人賠償責任

個人賠償責任は意外に身近なところで発生する可能性があります。
具体的にはどんな場合でしょうか。

具体的には
・自転車を運転中、角を曲がったところで人にぶつかりケガをさせてしまった。
・ベランダで作業をしている間にうっかり物を落としてしまい階下の通行人にケガをさせてしまった。
・買い物中に商品にぶつかってしまい商品を壊してしまった。
・子供が外でキャッチボールをしている途中弾みでボールが飛んでいってしまい近所の家の窓ガラスを割ってしまった。

・・などなどこのように挙げていけばキリがありません。
こういったことは総じて日常生活の中で偶発的に起こったこと、突発的に起こった事故であることが特徴にあげられます(業務上の事故は入りません)。

 

個人賠償責任保険は必ず準備しておきましょう

個人賠償責任は日常生活の中で偶発的に起きる事故の責任ですので、いつでもどこでも発生する可能性があります。

特に小さなお子さん、育ち盛りのお子さんがいる場合、自転車で遊びに行ったり公園で遊んでいる最中だったり事故が起こってしまうような場面はたくさんあると思います。
自分でどんなに気をつけていても、事故を未然に防ぐことが困難な場合があります。

それでも起こしてしまって事故によって万が一相手方に後遺症が残ったり死亡させてしまうようなことがあれば、法律上の賠償責任を負わなければいけません。
このような場合に対処できるよう個人賠償責任保険には必ず加入しておきましょう。

 

個人賠償の怖い事例

個人での賠償事故というのはたくさんあります。
たとえば高額な賠償金となってしまった事故には次のようなものがあります。

・平成17年11月横浜 夜間無灯火で自転車を運転していた女子高生が歩行者をはね、歩行者は歩行困難により失職し、賠償責任として5,000万円が請求。
・平成8年10月大阪 夜間無灯火で自転車を運転していた男性が歩行者をはね、賠償責任として2,500万円が請求。
・平成20年9月神戸 夜間自転車を運転していた少年(11歳)が歩行者をはね、歩行者は一命は取り留めたものの意識不明の寝たきり状態となり少年の親に賠償責任として9500万円が請求。

特に自転車での事故は近年とても多く、高額な賠償金によって自己破産してしまうようなケースもあります。
私は大丈夫、とは思わずにしっかり補償を準備をしておきましょう。

 

個人賠償責任保険の準備の仕方

個人賠償事故の補償として保険の準備は欠かせません。
しかし個人賠償責任保険は単独で加入することは実はできません。
何か火災保険だったり自動車保険だったり、身近なところでいうと傷害保険などの損害保険の加入が必要です。

個人賠償責任保険の入り方
・火災保険に付帯する
・自動車保険に付帯する
・傷害保険(自転車保険も含まれます)に付帯する
・クレジットカードに付帯する

保険料は何の保険に付帯するかによって多少上下しますが、月100~300円程度で補償額1億円~無制限に加入することができます。
これまで個人賠償責任の判例で1億円を超えるような賠償事故というのはまずありませんので補償額は1億円で充分かとは思いますが、無制限にしておけばより安心ですね。

また補償範囲は本人、配偶者だけでなく生計を共にする親族や生計を共にする別居の未婚の子どもも含まれますので、一つ入っておくと家族みんなの安心に繋がりますね。

 

いつでも起こり得る事故に対して補償をしっかり持っておくことはとても大切なことです。すでに入っている火災保険や自動車保険があれば個人賠償責任保険の有無を必ず確認しておきましょう。

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