介護は突然にやってきます。
軽度の介護もあればそうでない場合もあります。痴呆を伴うこともあります。
介護を支えるために国の介護保障制度がありますが、まず今回は介護の現場を見ていきましょう。

 

 

介護の状態はある日突然やってきます

私の家の場合についてお話していきたいと思います。

我が家の場合、それまで普通に日常生活を送っていた母が突然背骨を骨折し動けなくなりました。

お風呂掃除中に滑って転んでしまった、日常生活のごくごく普通の出来事です。

ある日突然動けなくなった母は救急車で運ばれ入院となりました。3か月の入院と言われていたものの・・治らず結局4か月の入院後、まだ寝たきりで何もできないような状態で病院から出されそのまま自宅療養で寝たきりとなってしまいました。

一見治療もままならず病院から出されてしまったようにも見えますが、今の日本の医療機関は治療が必要なければ病院にはいられない仕組みになっています

 

介護が必要でも「治療」が必要なければ入院できない今の日本の医療制度

病床数を確保するため、日本の病院ではどこの病院も治療が必要ないと判断されれば最低限の日数までしか病院にはいられない方針になっています。高齢化社会の中では仕方ないことなのかもしれません。

私の母の場合も、もともとの原因は検査の結果骨粗鬆症と判明したため、何か「治療」が必要なわけではありませんでした。手術などが必要なわけではなく、とにかく骨を強くして骨折部分が自然にくっつくことを待つしかないからです。いわゆる自然治癒による自己回復です。そのため約4か月で病院は退院となりました。

その後現在事故から1年が経ちます。退院してからは半年以上完全寝たきりの状態が続き、1年経ってようやく少し自分で体が動かせるようになった程度です。
骨粗鬆症は骨全体で起きているので最初の骨折箇所がくっついてきてリハビリを始めても、今度は他の骨が折れるということが繰り返されてしまっているので、元の生活に戻るには相当な時間が掛かると思っています。

 

介護するには地域の支援センターにお世話になる

退院当初はもちろん右も左もわかりません。
とにかく初めは地域の包括支援センターというところに問い合わせてみましょう(区役所や市役所に問合せてみると教えてもらえます)。
そこでケアマネージャーを紹介してもらえます。

ケアマネージャーとは、これからどう介護をしていくか一緒に考えてくれて、必要な人や物を手配してくれる方です。プランナー兼コーディネーターという役割になるかと思います。
ケアマネージャーの存在は本当に大きなものです。我が家の場合、本当に親身にやっていただける方を紹介いただけてとてもラッキーだったと思います。

介護はケアマネージャーと2人3脚でやっていくようなもの。少しでも違和感があるようでしたら、包括支援センターに相談をして変更してもらうのがいいと思います。

 

公的介護保険で必要なサービスを選ぶ

ひとえに介護と言っても、その人の状態によっては自分でできることもあります。
自分でやれることは自分で、できないことは公的サービスを利用することになります。
母の場合は寝たきりの状態なので、すべての手配が必要になります。また骨粗鬆症のための投薬もあるため、医療と介護の両面でのサービスが必要ということになります。

ちなみに改めて別の回で詳しくお話しますが、国の保障の医療保障と介護保障はまったく別のものになります。健康保険証を見せても介護のサービスは受けられないんですよ(笑)
こういったことは仮に施設に入居を希望するような場合にも少なからず影響してきます。

その人の状態によってどんなサービスが必要で、それはどの保障から受けられるのかは実はとても大事なポイントです。たくさんの保障が受けられてラッキーということでは一概になく、人によってはこれが制限となって選択肢が狭まってしまったりコスト高になってしまったりすることがあるので注意が必要です。

 

介護というのは実際に起こってみないとわからないことがとても多いかと思います。

少しでも不安なことがあるときには、とにかく周りの知っていそうな人に相談すること、これに尽きると思います。一人で孤立しないような社会の仕組み作りというのもとても大切なことになりますね。

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