大企業にお勤めの場合だけでなく、協会団体などに所属していると一度くらいはまとめて安く入れる団体保険を案内されたことがあるかもしれません。団体保険は安いから入っておいたほうがいいと思われてる方も多いと思います。では一般的な損害保険や生命保険とどう違うのでしょうか。今回は団体保険について見ていきましょう。

 

 

団体保険とは?全員加入型と任意加入型

団体保険は協会団体など規模の大きな団体で保険を組むことで団体割引が適用され、その団体へ所属している人へ安い保険料で保険を提供できるようにしています。細かく見るとそれぞれの団体やいろいろなパターンの団体保険があるので一概には言えない部分はありますが、大きくみると団体保険には次のような特徴、種類があります。

一般的に団体保険には全員加入型と任意加入型があります。
全員加入型には総合福祉団体定期保険や団体扱いで入れる医療保険、休業時や就業不能時に支払われる所得補償保険、傷害保険といったものがあります。全員加入型には福利厚生の制度の意味合いもあります。

一方任意加入型では必ずしも入らなければいけないようなものではなくあくまでも任意で加入する形になります。年1回加入時期があり基本的にはその時期に手続きをして毎年更新していくようになります。途中の時期に加入することも解約することもできます。任意加入型は、団体扱いの医療保険、所得補償保険、傷害保険などがあります。最近ではガンの保障や介護の保障を準備できる団体保険もあります。

 

団体保険のメリット・・安い!

団体保険は団体割引が効いてるのでとにかく安いというイメージはないでしょうか。もちろん間違いではありません。団体保険のメリットはどんなものなのでしょうか。

メリット①セットで安い
団体保険では団体割引が効いているので安い保険料で保険をつくることができます。団体での加入だからこそ安く保障を持つことができるという大きなメリットがあります。また医療保険と所得補償保険と傷害保険とセットになっていたり、セットで保障を作ることができる場合もあり、多くの保障をより安く作ることができます。

メリット②告知が緩い
団体保険は多くの場合1年更新のため、保障期間が短く、通常保険を作るときに行う告知※に基づく診査が、簡易的なものによって加入手続きすることができます。

※告知
保険に加入する際体の状況を報告するもの。それに基づいて保険加入の入れる入れないが診査によって決まります。

 

団体保険のデメリット・・保険料上がる、保障なくなる

一方団体保険には次のようなデメリットがあります。

デメリット①その協会に所属してないと保険に入ることができない。退職などきっかけに保障がなくなる
団体保険はその団体に属しているので受けられるメリットですので、逆にその会社に所属している期間しか入ることができないといったことがあります。その場合退職と同時に保障がなくなるようなこともあります。企業の団体保険の中にはOB用の団体保険を扱っている場合もあります。

デメリット②毎年更新、年齢に応じて保険料が上がる。
団体保険は一般的には保障期間は一年のみで、加入後は自動更新になっていきます。一年ごと毎年保険料が必ずしも上がるわけではありませんが、5年ごと10年ごとなど年齢に応じた保険料区分があり、年齢に応じて保険料は上がっていきます。

デメリット③65歳、70歳で保障がなくなる。
団体保険の保障期間は一生涯保障されるものはありません。たいてい65歳や70歳(なかには80歳まで自動更新というものもあります)までの保障となりその後の保障はなくなります。

 

団体保険を有効に使うには

団体保険は確かにとても安い保険ではあるので、もし入れる機会があるのでしたら積極的に活用したいものです。

しかし、デメリットにもあるように年齢に応じて保険料が上がっていったり、ゆくゆくは更新ができなくなり保障がなくなるといった時期がやってきます。
若い時期でしたらそれで充分かもしれませんが、30代、40代と年を重ねていく中では注意が必要です。特に医療についての保障は団体保険ではない民間の保険で終身保障で準備しておくことをお勧めします。

なぜなら医療費が必要になるのは圧倒的に歳を重ねてからになるからです。本当に保障が必要になったときになくなってしまうような内容ではたとえ安いものだったとしても意味がありません。
また歳を重ねていくと年齢に応じて支払う保険料が上がってしまうこともさらに不安を大きくさせます。
どんどん上がってしまう保険料とゆくゆく切れてしまう保障では将来の医療面での保障として良い選択肢とはいえないのではないでしょうか。

一方、お子さんのいる家庭など家族がいる家庭では特に賠償リスクがあがります。ここについては詳しくは別の機会にお話しますが団体保険の中で個人賠償補償のついたものであれば特に安心です。お子さんが小さいうちは特に加入しておくべきでしょう。

ポイントは「その保障はいつまで必要なのか」です。
一生涯必要な保障については一般的な民間の保険に、一時的な保障で問題ないものは安く団体保険でといったように用途に合わせて切り替えて準備をすることをお勧めします。

 

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