女性ならガンの中で一番気になるのは乳がんではないでしょうか。
国立がん研究センターが発表しているデータを読み解くことで、乳がん対策として気を付けておくべきポイントを見ていきましょう。

 

 

ガン全体の罹患傾向

まずは男女別に見たがん(全体)の罹患数(がんに罹った人の数)から見ていきましょう。
この表を見ると女性ですと、がんに罹る部位で最も多いのは乳がんだということがわかります。
やはり年齢にかかわらずトータルに見ると罹患率が最も高いのは女性では乳がんなんですね。

 

出典:国立がん研究センター 最新がん統計より

 

部位ごとの罹患傾向 乳がんは特徴的

では次にそれぞれ男女で年齢ごとの罹患の推移を、部位ごとに見ていきます。

 

出典:国立がん研究センター 最新がん統計より

出典:国立がん研究センター 最新がん統計より

 

全体的に年齢が上がるにつれてガンの罹患率が上がっていますが、特徴的なのが女性のグラフです。
男性のグラフの形と全く違っているのがわかります。

よく見てみると、特徴的なライン(緑色のライン)は乳がんであることがわかります。その他子宮に関するガンも30代前後で増加傾向にあります。

 

このグラフからわかるように、乳房や子宮など女性特有の部位でのガンは、他の部位に比べ発症年齢が非常に早いということがわかります。

乳がんは30代後半から急激に増え60代が最も高い確率になっていますね。

あとにも書きますが、乳がんは特に女性ホルモンのバランスが大きく関係していると言われています。出産や子育て、そして閉経に向かって大きくホルモンのバランスが変化する時期に合わせて病気が発症しやすくなると考えると、そこに何か対策としてできることがあるかもしれませんよね。

男性のほうはどの部位が特徴的にというわけではなく、40代後半から徐々に増え70歳代まで高い確率が続いていきます。

 

ガンの部位別生存率

罹患率の一方で生存率に関するデータも見てみましょう。

こちらはガンと診断されてから5年間の生存率を男女別部位別に見たものです。

出典:国立がん研究センター 最新がん統計より

出典:国立がん研究センター 最新がん統計より

ちなみに生存率とはこういったものです。

生存率とは、ガンと診断された人のうち5年後に生存している割合が、5年後に生存している人の割合に比べどれだけ低下しているかで表されます。
100%に近いほど治療で生命を救えるガン、0%に近いほど治療で生命を救うことが難しいガンであることを意味しています。

出典:国立がん研究センター 最新がん統計より

 

上表からもわかるように、2006年から2008年の中でガンと診断された人のうち5年相対生存率は全体では62.1%(男性59.1%、女性が66.0%)となっています。

このようにガンに罹患しても6割の割合で生存することがデータとしてわかってきたため、ここからガンは治る病気だという認識がされてきました。

このグラフをさらに見てみるとわかるように、乳がん91.1%、子宮がん76.9%といずれも高い数値になっています。乳がんは早く見つけ、正しい治療を行っていけば9割の可能性で生存しています。
しかし、一方ですい臓がんなど内臓機能のガンや脳・中枢神経系、あるいは多発性骨髄腫などは依然として生存率が低いことがわかりますね。

 

身近にできる乳がん対策

がんが発症する要因は様々あると言われていますが、特に乳がんなどはホルモンがとても大きく関わっていると言われています。

たとえば乳がんに対して具体的なリスク要因として次のようなものがあると言われてます。

 

〇乳がんのリスク要因

初経年齢が早い・閉経年齢が遅い・出産歴がない・出産年齢が遅い・肥満・ピルの服用(乳がん、子宮頸がん、肝臓がんのリスクを上げるが、一方で子宮体ガンや卵巣がんのリスクは抑えることができると言われています)

(※こういったことで必ずしもガンを発症するわけではありません)

参考情報:国立がん研究センター がん情報サービスより

 

特に乳がんに関してはご存知のように以下のことがガンの早期発見の有効な手段になります。

・日頃からセルフチェック
・定期的な健診

ガンは以前は遺伝性の言われていたこともあります。
遺伝性のガンの場合ももちろんありますが、近年では生活習慣から来ていると言われています。
ストレスの少ない健康的な生活、そして適度な運動、それはガンという病気に対してもとても有効な対策となります。

一概にがんという病気であってもいろいろな部位での発症があり、年齢によっても性別によっても差があることがわかります。データに基づいてがんという病気の傾向を知っておくことはとても大切なことだと思います。
是非ご自身に合った対策と準備をする参考にしてみてくださいね。

 

 

今回参考にさせていただいた国立がん研究センターのサイトでは、がんに関するさまざま情報を取り扱っています。ご興味ある方は是非一度HPを覗いてみてください。

国立がん研究センター 最新がん統計

 

 

 

 

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